若槻千夏さんブログ、コメント欄閉鎖

みなさんにお伝えしないと。
コメント欄をなくしてしまいました。
ここがコミュニケーションの場だったので、すごく悩みました。

しかし私のblogは個人名を出したりします。たまに毒ヅキマス。

そーゆー文章を『またテキトーな事言ってるな??』ぐらいに、ゆるく読んで頂きたくてコメント欄をなくすという判断になりました。
私のblogはあくまでも真剣に読むものではありません(笑)
なのでコメント欄内で対立したり話し合ったりしているのを見て、少し申し訳なくなり今回こういう形になりました。

今までコメント欄を楽しく読ませて頂きました。ありがとうございました。

また質問コーナーなどで定期的にコメント欄を作れたらなと思います。

今までと変わらず、blogを楽しみにしていて欲しいなと思います。お願いします。

こういった自体はいずれ起こるだろうと思ってました。最近のコメント欄は荒れてたからねぇ。

結局のところ、自分が書いた記事の読者は不特定多数であって、1人の人間が対処しきれる数ではないのですよ。自分で書いた記事であっても、その瞬間から記事は一人歩きを始めているんです。そして書いたことに対して読者の数だけ意見が出る。それが実際にコメント欄に書かれるか、トラバされるかは書き手の力量や知名度で変わるだろうけど、若槻千夏さんの場合は、常にアメブロでのアクセスランキング1位にランクされるように、コミュニケーションを求めるファンの数が尋常ではなかった。
上に書かれているように若槻さん当人は「気楽に読んでください」と願っていても、受け取る側には受け取る側の思惑があるし、それは書き手がコントロールできるものではない。またタレント本人は自身が周囲に与える影響力を正確に把握できていない場合が多く、大事になって初めて「まさかこんなことになるとは…」と驚き慌てる。普段からチヤホヤされて王様気分の中にいる人間が、自分だけではなく周囲を含めて状況分析をできることは稀であるからだ。今回の件もその例に漏れない出来事だと認識した。

もう5年以上も前の話になるが、若槻千夏さんのファンサイトを立ち上げる際に、若槻さんに対しファンサイト掲示板でのファンへの対処の仕方をこちらからいくつか要望したことがある。その中に

「宣伝等を含めて掲示板への書き込みは歓迎するが、それに対するファンコメントへの個別対応はしなくてよい」

という一文を含めた。
若槻さん自身はファンともう少し密接なコミュニケーションを取りたかったかもしれないが、それを許してしまうと今回のコメント欄閉鎖のように収拾つかなくなることが予想できたからだ。他のファンからすればなんだか意地の悪い話に聞こえるかもしれないが、これは管理する側からすればファンの間の格差を無くす必要不可欠な前提条件なのである。

ネット上に書かれたものは、対象者同士だけではなく当然他の第3者の目が入る。タレントから特定の誰かのためのコメントが書かれたら、それを見た他の者は「なんでアイツだけ」と少なからず嫉妬心や不満を持つのは当たり前といってよい。これが対象者同士のやり取りだけで展開されるファンレターならば何も問題は起こらないが、ネットではそうはいかない。早急に適切な対処をしなければ必ず荒れていく。
それにファンサイトと言えど、そこに訪れる人間全てが好意的であるわけではない。顔が見えないことを良いことに罵詈雑言、誹謗中傷など人の気持ちも察せず(また最初から人を落とし込めるのを目的として)遠慮なく書き散らしていくもの。それをタレント本人や熱心なファンが見たら強いショックを受けてしまうことも理解できるし、当時まだ10代だった世間知らずの娘に心のバランス感覚を求めるのも酷な話である。そういったことは全てこちらに任せてもらって伸び伸びと活動してもらいたかったし、また逆の見方をすれば「ファンの目を気にしすぎた媚を売るようなつまらない書き込みなら書かれる意味が無い」という個人的な思いもあった。サイトを立ち上げた最たる目的は、若槻千夏さんがより著名な存在になってくれるように応援すること。掲示板を利用して若槻さんの持つありのままの姿を、様々な事情で逢いに来られないファンに届けたかったし、そうすることでファンの輪を広げていきたかった、というのが応援のために立ち上げたサイトコンセプトのひとつだったから。

それだけにサイト管理人として、訪れてくれるファンに対して極めて中立な立場に身を置く必要があった。もちろん時には個人的見解は示す必要があるが、それを無理矢理押し付けてしまわないように細心の注意を払ってきたつもり。それでもサイト内外でいろいろな軋轢やら笑えない騒動もあったし(苦笑)、直接調整に動くこともたびたびあった。そういった弊害として、こと若槻千夏さんに関して単純な1ファンとしての楽しみ方が出来なくなってしまったが、自分はそれはそれで構わないと割り切ってもいるんです。その結果若槻さんとの距離が遠くなったとしても、それは自分が元より望んていたことであって、大きな存在になっていく後ろ姿に「あの時はこんなことがあったなぁ」なんてより多くの想い出を重ねられるのはデビュー初期から応援しているものしか味わえないことですからね。

まぁ昔話はさておき。多くの人に対して中立の立場を守るというのはそれだけ神経も使うし、簡単なことではない、ということ。
特に著名人ブログだと、常に多数の人間に見られているということを意識しておかなければならないが、どうもブログだと気が緩むのか、あまりに旨のうちをぶっちゃけすぎてしまっている場合が多く見られる。もちろんそういう部分はあって構わないし、人間性が推し量れるという意味で歓迎されるべきことだが、その一方で、特に若いタレントさんの多くは、一般人の基礎知識そのものが足りていない場合が多く、表現が稚拙だったり、言葉足らずだったり、言葉そのものを間違って使用していることがしょっちゅうある。
最近では、鈴木紗理奈さんが加護亜依さんの解雇問題で未成年の喫煙をあからさまに擁護するような発言をしたために、コメント欄が炎上し、記事削除の上で謝罪文を載せたことがありましたね。
これなどは「言いたい事は解からないでもないけど、わざわざ大っぴらにみんなに見えるところに書いちゃいけないだろうよ」と思ったものだ。
やはり世の中には表に出してよいものと悪いものがある。その区別をつけられないと周囲から判断されると、危険分子として見られてしまう。もう自業自得としか言い様が無い。それでも心の広い人ならば、内容のニュアンスから真意を読み取ることは可能だが、読者側が全てそうだとは限らない。
バッシングとは、人の思想の違いとは別に、そうした単純な理由でも起こりえる。一般人ならば「個人の戯言」としてスルーされるだけだろうが、著名人ならば尚更気をつけなければいけない。

今回の件で、若槻さんはネットで書くことでの周囲の人とコミュニケーションを取ることの楽しさと難しさを両方知ったことでしょう。えらそうに言うならば、「管理する側の苦労がいくらか解かったかな?」って感じですかね(笑)

まぁ、こういったことも人生経験ですから、コレを糧にまた面白い記事が書かれるのを期待します。