ライバル不在の不幸

to id:sinyaposさん

コメントとトラバ、ありがとうございます。m(_ _)m

やっぱり、「オーディション」という図式だと個人戦になりがちで、雛壇トーク(に限らずバラエティ全てにおいて)にもう一つ必要なチームプレイが身につかないのは、松嶋さんじゃなくても深刻な問題

自分の個人的な考えとしては、今のまま個人戦で全く構わないと思います。むしろ出演メンバーが固定化することで慣れあいが生じる事の方がイヤですねぇ。緊張感のかけらも無いものを見せられても、より多くの視聴者の支持は得られませんから。
前にも書きましたが、この番組の趣旨はグラドルの雛壇トークを見せるに非ず、あくまで生き残りを賭けたオーディションです。チームプレイは必要ない…とは言いませんが、その中身が重要じゃないかな?と。
チームプレイと一口に言っても、力のない者同士がただ寄り添うだけでは全然意味がない訳で。それぞれが己の技術を磨きつつ戦略を組み立て、その上で暗黙の意思疎通が出来る状態になってこそチームプレイと呼べる。今の出演者たちが意味もなく徒党を組んだところで、視聴者に訴えるものは何もないですよ。かえってオーディションに必要な闘争心を殺ぐ事になってしまう。
それ故に、松嶋初音さん1人が抜け出しつつある状況を打破する対抗馬の出現が待たれます。そうなる事で必然的に周囲も「今はどちらに味方しておくべきか?」という2極化(もしくは無関心を装う勢力を含めた多重構造)が発生して、そこで初めて高度な戦略も駆け引きも表に見えてくるとおもうので。

やっぱり早美さんが一番それに近いんだけど、今週で致命的なダメージを食らっちゃって、多分年内に消えるんではないかと・・・

早美あいさんブログも一応チェックだけしてるんですが(笑)どうやら年内は生き残りそうな感じですね。自分で「収録行って来た」ってハッキリ書いてくれてるんで、その書き込みが無くなったら落ちた(もしくは番組自体が終わった)とすぐ判断できるんで。

早美が消えてからが松嶋の真価が問われてくると思うんだろうけど(中略)さっさと卒業してリスク覚悟で上のステージで戦うという選択肢もあるかな?

コレがまた難しいんですよ(笑)TV側から仕事のオファーが来る=それなりに業界内でステータスがあるってことなんで。何の実績も無いグラドルがいきなり取り上げられることは皆無に等しい。
では何故新しい娘がなかなか取り上げられないのか?というと、単純に求められてる人材が不足してるってことと、ぶっちゃけ業界内のパワーバランスの問題。「大人の事情」ってヤツなんですよ(苦笑)素人目に考えれば、KABA.ちゃんがアレだけバラエティに出てるんだから、バーターとして松嶋初音さんを少しぐらい出せそうなものなのに、出せてないでしょ?若槻千夏さんも番組内で緑友利恵さんの勝ち残りを『ホリプロだからでしょ!?』、玲奈さんを『あきちゃんのバーターです!』と冗談交りで指摘してましたが、古い因習というのはどの世界にも残ってるものなんです。
だから「サッサと卒業して」と他に思われても「サッサと卒業できない」理由もある。力を得るためには、松嶋初音さん自身が目の前にある数少ないチャンスを1つずつ確実に掴んでいって業界関係者の目に止まるしかないんです。

あー、最初はあんなにこの番組に抵抗してたのに、今や一週間で一番の楽しみだわ(笑)

この番組は、非常に小さいものだけど人間社会の縮図がドキュメンタリータッチでそのまま画面に映されてる*1。 「アイドル同士が醜く争ってるところは見ていて痛々しい」という意見も沢山ありますが、そもそもドキュメンタリーって現実を突きつけられるものだから、見ていて凄い痛いものなんですよ。だから妄信的なファンが「そんなもの俺たちは求めてないし見たくもない」って目を背けてしまうというのも解からないではないんです。
でも現実に眼を向ければ、アイドルたち自身は決して夢の世界の住人では無く、自分たちと同じ世界で「アイドルを仕事にして生きてる人たち」なんです。彼女たちもやっぱり現実に生きてるうちは食べていかなきゃいけないし、いつまでもグラビアだけを仕事にできるわけではない。今回ほしのあきさんが「三十路グラビアアイドル」なんて言ってたけど、じゃぁ現実にそれを出したとして喰いつく人がどれだけいるんだ?商売になるのか?って話は絶対に出てくる。当人たちは「できるまで続けたいです」とは言うけれど、人は生きているうちは否応無しに年齢を重ねていくわけで、グラビアという世界がその鎖から解き放たれることは絶対にありえないのだから。
だからこそいつかは別の世界へのチャレンジを求められる時が必ず来る。グラビアトークオーディションというのは、あくまでそのきっかけの1つに過ぎなくて、そこにカメラを入れてドキュメンタリーっぽく追うというのは、企画として上手く考えたなと。人間心理として「自分は喧嘩に巻き込まれたくないけど、人が喧嘩してるところは見たい」って野次馬根性は誰にでもあるからね。

にしても、今回は当落の基準が分からなかったなー

今回は松嶋初音さんと松井絵里奈さん以外は、みな特に大きなインパクトを残せませんでしたね。
で、同じ当落線上にいる人たちを合否判定する場合、番組的に血の入れ替えが必須事項としてあるので、よりフレッシュな方を選ぶというシステムかなと。
早美あいさんの場合は第1回からここまで生き残ってきた実績面を評価されたのでしょう。ただ「仏の顔も3度まで」と言いますし、田澤麻衣さんという似た系統の方もまだ残ってますから、キャラが飽きられてくると…。キャラ以外の部分でアピールできるところがあれば良いのですが。

*1:TV番組は「ドキュメンタリー・タッチ」ではあっても「ドキュメンタリー」そのものではない。