音楽戦士にて

いつもは殆ど観ていない番組なのだが、今日の放送分に気になるアーティスト名が2つあったので珍しくチャンネルを廻した。
気になったという2組のアーティストの名前、1つは「SEAMO」、1つは「HAYABUSA」。
知ったきっかけは、CBCテレビの深夜番組「なつめぐ堂」。名古屋ローカルの放送で普段の関東圏では見れない番組なのだが、司会を務める若槻千夏さんに絡んで2度ほど公開収録を観に名古屋まで出かけている。その時に音楽コーナーのゲストライブとして時期は異なるけどこの2組の生歌を聞いていたのだ。
「HAYABUSA」というのは、5月にメジャーデビューを果たしたストリート出身のデュオ。自分が見たのは、ちょうど彼らがメジャーデビューする前後の時だったらしい。その時はアカペラで曲を披露したのだけどヴォーカルの声がすごくきれいで、曲調も好きなタイプのバラードだったから「おっ、これはイイ!」と名前だけは覚えておいたのだ。
※そのときの記事⇒なつめぐ堂T-シャツファッションショー - 土日に自爆する人の日記
で、今回のゲストライブではそのとき披露していたデビュー曲「Miracle」を披露。もちろん、ちゃんとした形で聞くのは初めて。改めて聴いて、やっぱりイイ曲だなーと再確認。この方たちは要チェックです!

SEAMOさんについては、今「マタアイマショウ」がロングヒットしてるので改めて説明する必要もないだろう。だが、発売から数ヶ月次のシングルである「ルパン・ザ・ファイヤー」が出てから前作の「マタアイマショウ」が後を追うようにヒットしだしたのは、7月のCBC夏祭りの一環として行なわれた野外ライブがきっかけの1つだと自分では思っている。
※そのときの記事⇒なつめぐ堂 - 土日に自爆する人の日記
野外公園に立てられたお祭りステージ。普段の狭いLIVE会場ではなく家族連れも多かった。LIVEに先だって行なわれた新人芸人10組の異様に長い寒いステージで冷え切った空気を次に出てきたHipPopミュージシャン数組が多少温めたものの、地方の夏祭りにありがちなけだるく散漫な客席の関心をステージに集中させるまでには至っていなかった。そんな難しい状況の中で、この日のメインゲストとしてSEAMOさんは登場したのであるが、この場に集まった人たちで「SEAMO」というミュージシャンをきちんと認識してた人たちは会場の1/4もいなかったのではないだろうか?かくいう自分も「元シーモネイター」というぐらいの認識しかなく、彼の曲だってちゃんと聞いたことはなかった。周囲のお客も「SEAMOなんて興味ないけど、まぁタダでLIVEが見れるならここに居るか」って感じだった。
ところがそんなことはお構いなしとばかりに繰り広げられた彼のステージは、実に圧巻の一言!
最初は前身である「シーモネイター」そのものの奇抜な恰好に観客も「何だ?」って感じで見ているだけだったのだが、そのパワフルなパフォーマンスを見るにつけ、退屈していた観客も徐々にノッてきた。そして衣装替えをして出てきた後、最新作である「ルパン・ザ・ファイヤー」に続いて、それまでの喧騒を忘れ去るかのようにトリで披露されたのが「マタアイマショウ」だった。切ないメロディーと歌詞は夏の夜空に響き渡り、まるで大きな花のつぼみがステージから開いていくかのように観客を魅了していった。
老若男女問わず、その場にいた殆どの人が頭上で手を振り、この場の雰囲気をそれぞれが楽しみながら、皆の視線の先には「SEAMO」。「観客に音が届くとはこういうこと」というのを体現する、実に素晴らしい空間。
あまりLIVEに出かけることのない自分だけど、最初からそのアーティストが何者なのか解かっていてその空間に身を沈めるLIVEではなく、殆ど何も知らない観客をココまで魅了してみせた彼の姿に、HipPopというジャンルを飛び越えた「ビッグスター誕生の瞬間」を見た思いがした。
あんなLIVE、もう一度見てみたいものです。
期しくも「HAYABUSA」はニューシングル、「SEAMO」さんはNEW ALBUMがリリースされたとかで、自分もチェックして気体と思います♪

【関連サイト】

HAYABUSA公式サイト http://www.stardust.jp/hayabusa/

SEAMO公式サイト SEAMO OFFICIAL WEB SITE