西武ライオンズ、日本シリーズ優勝!

戦前から第7戦までもつれると予想されていたとおりになりましたが、西武ライオンズが地元で連敗の後、敵地で見事な逆転優勝。12年振りに日本シリーズ王者になりました。
この日記でも「第6戦を松坂投手で取れたなら逆転優勝もありうる」と書きましたが、正にそのとおりの展開。やはりポイントは第6戦にありました。中日サイドとしては松坂投手の調子が決して良くはなかっただけに、この第6戦で打ち勝ってしまう展開に持っていきたかったでしょう。しかし地元優勝へのプレッシャーなのか、ナゴヤドームに戻ってきてから中日選手の動きが固くなってしまったように見えました。逆に西武の選手は王手をかけられて敵地に乗り込むわけだから開き直るしかない状況でしたし、第7戦に第1戦で好投した石井貴投手を温存していたことも後押しして、この第6戦さえ勝てれば…という考えがあったでしょう。
中日はエースの川上投手が第5戦、山本昌投手が第6戦で投げて、自分は第7戦の先発を第4戦で好投した山井投手かと思ったのですが、実際には第3戦で4失点KOを喫していたドミンゴ投手。西武の打者は前回の対戦で打ち崩しているドミンゴ投手を組みし易しと思ったでしょうし、逆に中日の打者は前回完璧に抑えられた石井貴投手を手強いと思ったことでしょう。この投手起用の差が最後の明暗を分けてしまったように思います。ともあれ、それまでは監督の思惑どおりに運ばない、流れが二転三転した面白いシリーズであったことは間違いないです。両チームともお疲れ様でした!