南明奈さん

15:00- 南明奈 / DVD【あきないあきな】発売記念イベント@秋葉原:石丸ソフトワン

何かと物議を醸し出した前回の物販イベントから数ヶ月。久し振りに開催された南明奈さんイベントの気になる入りは椅子席後方の仕切りを開ける立見がでて約170〜180ぐらいか。前回のイベントで見掛けた方もいたが(id:trickstar2氏は当然として、他にも見た顔がチラホラ…)、大半は現在放送中のCM「ピンク小佐」を見て参加したと思われる方たち。
いつもいるはずの常連M氏一派の姿はみえない。前回Sマネの口車にまんまと踊らされ、ヤラレタことを思えば無理もないところか。
客入れが遅れたこともありイベントは15分ほど押して開始。いきなりマイクのコードに足を引っ掛けて転びそうになり笑いを誘う。
明奈 『今日はこんなに集まってくれてありがとうございます
    後ろの立ち見の皆さんも、元気ですかーーー!!!』\(^∇^)/
久しぶりに会うのでどんな声だったか忘れてたが、聞いた瞬間に「あぁ、コレコレ!」というぐらいテンション高し(笑)
本日の南明奈さんは白地に花柄を配ったワンピース姿。早速一列8名1分の撮影タイム。
1列目の奴でしゃがみポーズを要求する馬鹿がひとり。おそらく撮影会慣れしたヤツなんだろうが、一斉撮影で1分しかないのにフレーミングが極端に変わるポーズをされたら他の客が撮れなくなるということが頭から抜け落ちているのだ。自分が一緒に撮影してたらキレてたかも。
自分の番になり、目の前に行くと南明奈さんが「おぉっ!」という感じでニッコリ。しっかり自分の顔を覚えてくれたようだ。
長い撮影タイムが終了しトークへ。コレがまた予想外に面白い!
司会(I-ONEでおなじみの、「一言余計なMC」とは違う女性)はカンペのままありきたりの質問してるだけなのだが、「そう来るか!?」という答えが返ってくるので、客は爆笑しっぱなし。当人は居たって真面目なので、余計おかしい。
イメージとしては「ダンドリ!」で榮倉奈々さん演じる「相川要」を思い出してくれると良いかも。黙ってみているだけでいろいろやらかしてくれる。まるで落ち着きのないワンコのようだ。目に見えないけど、ぴくぴくとせわしなく動く耳が頭に見えるぞ(笑)
トーク後はジャンケン大会。いつものサイン入りTシャツの他に、南明奈さんの私物プレゼントもあり。1〜2回目は勝てるものの3回目で普通では考えられないパターンを出されて苦戦。
握手会の前に、名物マネージャーS氏より10/1の写真集イベントについて長々と説明あり。参加者の手元にはチラシが配られているのだが、そこに記載されているものから更に購入特典を増やすつもりなので、今案を出して欲しいという。前回同じやり方で失敗しているのに、今だに客は特典が多ければ買ってくれると考えているのはあまり利口じゃないな。
もちろんコレクターに属するファンならばそれで歓ぶだろうが、大半のファンが求めているのは自分の懐具合なりに楽しめるイベントであり、それすなわち自分の裁量でタレントとの係り具合を決められる自由さなのだ。
そもそもひとりに同じ商品をいくつも買わせるという訳の解からない商法が異常なのであって、「この人は沢山買ったからエライ人」だなどと言うのはバカな話。世の中には自分の好きなアイドルに会いたくても会えない人間はゴマンといる。今目の前に会いに来ているのはファンのごく一部でしかなく、その後ろにあるものを観ていなければ、例え大手の売り出しであっても大きな成功は望めない。対外戦略としての話題作りも大事だが、それと同時にタレント自身を人間的に成長させていかなければ、先々苦労するのは目に見えている。
握手の時に、持参したプレゼントと渋谷の時の写真を渡す。一応歓んでくれたようで「10月のイベント、来て下さいね!」とも言われたが、その一方でどこか杓子定規の答えを返しているようにも聞こえた。自ら売り込もうという姿勢はよいのだが、決り文句のようになってはそれも逆効果。
例えば「次のイベント来てくださいね!待ってますよ!」と言えば、ファンも「待ってくれているなら次も行かなきゃ!」という気持ちになるものだ。ただ「イベント来て下さい」と言われても「その台詞、気持ちが入ってる?来てくれれば誰でも良いの?」と受け取られかねない。わざわざ逢いにきているファンは「自分にまた逢いにきて欲しい」という気持ちを見せてもらいたいのだ。ほんのちょっとした考え方の違いで次の集客、これからの人気がアップできるのだから、是非実践していって欲しい。
無論こういうことをたかが10代の女の子が最初から気付けというのはムリ。しかしそういうファン気質を理解しているのとしていないのとでは、当然人気面に数字として跳ね返ってくる。雑誌などのイメージだけが与えられている地方ファンならばいざ知らず、イベントのような現場に顔を出すファンは、興味を持って逢いにきている分、その言動や話している時の微妙なニュアンスに敏感だ(もちろんそういうことに全く気付かない朴念仁もいるが)。上辺だけ繕っても、心がこもっていない言葉は、誰の胸にも響かない。そういう内面的な部分は関係者(一番近い位置にいるマネージャー)が教え込んでいかなければならないのに、どうもこのSマネージャーは商売っ気が強すぎる。それは決して悪いことではないのだが、タレントのイメージとして「商売のために作られたロボット」という印象が強くなってしまうと、ファンもそれを嗅ぎ取って結果的に引いてしまう。今は南明奈さんの比類なき明るさがそれに勝っているから悟られにくいのだろうが、将来的な不安要素にならなければよいが…
2ショット撮影の時、自分の手前で特典のサイン入り写真が足りなくなり、急遽南明奈さんが追加で書いていると、再びSマネがマイクを持った。
Sマネ 「今後、南にやって欲しいことってありますかね?」

 「CD出したりしないんですか?」という質問が飛ぶと
 眠っていた動物が人の気配を感じて起き上がるように
 南明奈さんがピクリと顔を上げる。 �堯福隠蹇院─�!!

Sマネ 「あー…歌ね。あの…正直歌はヘタクソなんで出せません! 2回やったんだっけ?」

 (南明奈さんが人差し指で「1回だけ」という仕種)

Sマネ 「プロデューサーさんとかがよく言うんですよ。
    声質はいいんですが…ってね」

 (会場笑)

Sマネ 「あ…でもこういうヘタクソな娘が、だんだん成長していく姿を
    収めるっていう企画も悪くないかな?」(゚◇゚;)!!

 (口をあんぐり開けている南明奈さんに爆笑) 
2ショットの最中に会場に貼ってあったポスターをジャンケンでプレゼントしたり、2ショット後に最後まで残っていた人をまた握手で送り出したり、商売熱心なSマネのおかげで南明奈さんは大変だったろうが、都合3時間のイベントで終始笑顔を絶やさないところは大したものだ。
【購入商品の紹介】 amazon:南明奈