2006年の展望

本年度個人的に注目している方々をカテゴリ別に取り上げていきたい。
直接逢ったことのある方もそうでない方も、個人的な好みを越えて自分の感じたままを正直に書いていく。
また既にある一定の地位で安定期に入っていると思われる方はあえて選考から外してある。
よくあるアイドルランキングなどではないので、名前が挙がらなかった方のファンはご容赦願いたい。
それでも異論がある方は、コメントかトラバってくださいませ。
1.既に放送メディアでの露出があって、今後の展開が注目される方々…
沢尻エリカ、井上真央、平山あや、市川由衣、東原亜希、新垣結衣(敬称略・順不同。以下同じ)
1昨年の「セカチュー」に始まった純愛ブームはそのまま継続。長澤まさみさん、綾瀬はるかさんに続く新しい素材を元グラドルを再発掘して起用する傾向が続いた。その流れに乗って持っていた演技の才能を開花させたのが沢尻エリカさんでしたね。 またそれとは違う流れで注目されたのは井上真央さんと平山あやさん。どちらも切符のよい女性を演じたらお手の物という感じの方。 そして昔ながらの下積み時代を経て花開こうとしているのが市川由衣さん。 沢尻エリカさんと市川由衣さんはフジテレビビジュアルクイーン・オブ・ザ・イヤー2002」の同期。既に女優としてのステータスを獲得しているモデル出身の香里奈さんも合わせて、気が付けばこの年は新進女優さんの宝庫でした。その頃は選考に「何故この娘?」なんて疑問符もあったのですが、今となれば選考を担当した方たちによほどの先見の妙があったということでしょう。 モデル出身の方は今まで女優として取り上げられることが多かったですが、昨年はバラエティ方面にも進出。CX「SRS」でパーソナリティーとして活躍してきた東原亜希さんが、徐々に他のバラエティ番組にも顔を出すようになってきました。 新垣結衣さんはTVドラマドラゴン桜」などと並行して「落下女」のコントレギュラー出演するなどビジュアルとは別の部分の魅力を発揮し始めました。
沢尻エリカさん…映画「パッチギ!」で演じた在日韓国人の少女・キョンジャ役で注目され*1、運動機能が徐々に低下する難病に犯された少女を描く映画「1リットルの涙」のTVドラマ版において満を持して主演女優に。この後も映画やドラマで数々のオファーが舞い込んでいるように、今最も勢いのある若手新進女優のひとりにあげられる。フランス人とのハーフで色白の美顔を持ち、笑うと口元から覗く八重歯がキュートな女性。元々のハッチャけたイメージからは想像しがたいが、インタビューでもしっかりと自分のヴィジョンを語ることができるまでに成長した。
井上真央さん…既に子役として実績があった方。「のだめカンタービレ」の企画中止で急遽決まったTVドラマ花より男子」で主役の牧野つくし役が舞い込んだ。クセのある男4人組を相手に立ち向かう気が強く凛々しい主人公役がはまり、ジャニーズの人気者を向うに廻し、堂々とした演技を披露した。表情の作り方一つにしてもかわいさの中に芯の通った意思の強さがうかがえる。個人的に鼻っ柱の強そうなキリッとした娘は好みでもあるし、次回作として映画「チェケラッチョ!!」も決まり、そちらの方も期待したい。
平山あやさん映画ウォーターボーイズ」でのあっけらかんとした演技が注目され、その後いくつかのTVドラマ作品を経て「はるか17」でついにTVドラマの主役をはるまでになった。素人の女の子が周囲に後押しされアイドルを目指すという、ある意味自伝的な作品で心情的にやりやすかった部分もあるだろうが、それに胡座をかくことなく「はるか」という役をきちんと作り上げたことは素晴らしい。ドラマの設定にリンクしたイベント等も行なわれましたね。その後はまたバラエティ方面に戻ってしまったのは少し残念。
市川由衣さんグラビアでは常にトップランク、しかし演技のほうでは下積みが長く続いていた市川由衣さんですが、いよいよ自分が主役の舞台に上がるところまできたようです。TVドラマH2」で石原さとみさん演じる古賀春華と対比になる雨宮ひかり役を熱演。それまでの経験を生かし、お互いが幼馴染というふたりの主人公の間で揺れる微妙な恋心を見事に演じきりました。本年度は市川由衣さんの原点とも言えるホラー映画サイレン」で主役デビュー。年齢的にも今年20歳を迎え幅が広がる時期。ぜひ頑張って欲しい。
東原亜希さん…SRS4代目格闘ビジュアルクイーン。初代の藤原紀香さんや3代目長谷川京子さんのような絶世の美女タイプではないが、思わず微笑まずにはいられない柔和な表情が人を惹きつける。一時柔道の井上康生選手との熱愛スキャンダルが報じられたが、清楚なイメージを崩すことなく終わってしまったように、かなり特異な部類に入るキャラクターの持ち主。番組進行役を長く務めているので、返し方やタイミングなど話の呼吸を合わせるのが上手く頭も良い。メインパーソナリティーとしてもゲストとしても使える重宝さは今後も大きな武器になるだろう。
新垣結衣さん…女性ティーンファッション誌「nicola」のモデルを卒業し、本格的にグラビアとTVに進出。深夜ドラマSh15uya」で本格的TVデビュー。その後ドラマ出演と並行してバラエティにも進出。ビジュアルの良さと明るいキャラクターがウケています。まだ10代なので活動の場は限られますが、マルチな活躍が可能なタレントとして期待していきたいですね。
2.出版系では既にステータスを確保し、今後各放送メディアに取り上げられそうな方々…
小阪由佳、工藤里紗、高部あい、浜田翔子、愛川ゆず季、磯山さやか、福下恵美
2005総括でも書いたが、現役グラドルのバラエティ進出は今後も拍車がかかっていくだろう。 グラビアでの金看板を背負ってTV進出を狙うのが1昨年のミスマガジングランプリ・小坂由佳さんと初代ミス週刊プレイボーイ高部あいさん。 そして東日本ローカルの番組出演ながら、昨年頭の登場以来一気にブレイクした工藤里紗さん。 事務所の後輩という事を抜きにしても、ポスト小倉優子としての期待が高い浜田翔子さん。 若槻千夏さん、岩佐真悠子さんを輩出し今もっとも勢いのあるプロダクションが放つ第3の矢・愛川ゆず季さん。 ポッチャリとした丸顔と妹系のかわいさがとウケそうな磯山さやかさん。 福下恵美さんは童顔とクラシックバレエで鍛えられ締まったセクシーボディーが魅力。
小阪由佳さん…。当初は「ミスマガグランプリにしては地味」という印象だったが、喋る機会が与えられた途端にその天然振りがクローズアップされてきた。一度口をあけると何を言い出すか解からない危険な匂いを持つ。このままでも充分面白いのだが、あまりアクが強すぎると絡みづらいという面も出てくるので、自分を出すところと引くところの見極めが今後の課題でしょう。
工藤里紗さん…CXの東日本限定の競馬番組「うまッチ!」において実質的な放送メディアデビュー。たちまち業界で話題になり、同時にグラビア展開でも不動の人気を獲得した。イベントが開催されれば業界随一の観客動員を誇り、今も支持するファンが増えつづけている。昨年度のグラドル新人賞をあげるとしたら間違いなく真っ先に名前が挙がるでしょう。年始には殆どの人が知らなかったのに、年末にはこのフィーバー振り。しかも今のところ東日本限定での話なので、今後本格的に全国進出したらどうなるのか興味と期待は尽きない。
高部あいさんグラビアでは可もなく不可もなくって感じなんだけど、喋らせてみたら意外に面白かった。この娘の場合、誰と一緒にいても物怖じしないところが良い。もともと美少女クラブ31でのTV出演で慣れていたということもあるだろうが、TBS「なりあがり」で極楽トンボ・山本さんと一緒に出たときも自分から引いてしまうところもなくて。ホント無邪気で怖いってことを全く知らない子供って感じですね。1988年生まれの17歳なんでまだまだこれからですけど、オスカープロモーション所属というしっかりしたバックボーンがあるので今後も大いに期待できる。
浜田翔子さん…ローカル仕事が多くまだ本線に入ってきていないが、今や少なくなったアイドルの王道を歩んでいける存在として注目している。
昨年は事務所の先輩である眞鍋かをりさんや小倉優子さんの後を追うように出世街道である「日テレジェニック2005」に選出された。初めてのファンお披露目で逢った頃はものすごく野暮ったかったのだけど、こちらの想像以上の成長を遂げた。自らタレントを育てる事務所ではないので、元々持っていた素質が素晴らしかったということなのでしょう。最初から見抜けなかった自分はまだまだ甘いですワ(苦笑)同じ位置にいる先輩が強力なので浮上に時間がかかるかもしれないけど、既に熱いしょこたんファンを数多く獲得しているので軌道に乗れば一気にブレイクするのも夢ではないですね。
愛川ゆず季さん…昨年はSuperGTイメージガール、日テレジェニック2005、BS-i「㈱アイドル芸能社」と立て続けに肩書きが増えた。仕事の関係で前述の浜田翔子さんとともに活動することが多い。2005年はグラビア展開を少しずつ抑えながら、TV業界に徐々に進出。この方の場合はいろいろと内情を知っているだけに言える事も限られるのですが、課題はやっぱり喋り。弱音を吐かない頑張りやさんではあるがおっとりした性格なので、機転の利いた切り返しが要求されるバラエティではまだまだ修行が必要。クラシックバレエ仕込みの運動神経の良さを活かせるスポーツ系のバラエティでは充分自己アピールできるはず。ちょっと鼻にかかった甘ったるく聴こえる声は大いに武器になるのでどんどん意識して使って欲しい。
磯山さやかさん…前に特撮ドラマに出てはいたが対してプラスにはならなかった。やっぱりイメージがちょっと違うからね。EX「Matthew's Best Hit TV」で茨城弁丸出しで田舎くささが抜けていないところが逆に妙に愛らしかったり。本人の思惑とは違うかもしれないが、都会の空気に洗礼されることなく田舎くささを売りにするのは、独特の個性が重宝される今の時代に案外合っているかもしれない。2006年はTX系深夜ドラマ2ndハウス」の主役でスタート。プチH系としての地位を確立できるか注目。
福下恵美さん…この方の場合は深夜帯の濃いネタから真面目なスポ−ツもの*2まで何でもこなせる幅の広さが魅力。いまのところ何色にも染まっていないので、ちょっとタイプは違いますが、安めぐみさんがTVに出始めた頃のような感じでみてます。逆にいえばこれといった特徴が欠けているということなので、これからどのように伸びてくるか楽しみ。
3.暫くはグラビア誌を中心ににぎわせてくれそうな方々
相澤仁美、山崎真実、長崎莉奈、寺田有希、鈴木茜
現在もっともグラビアで活躍が顕著だった方の中でまだそれほどTV露出がない方、もしくはTV露出もあるがグラビアが本流とみられる方をあげてみる。 新体操で鍛え上げた健康的でスレンダーな水着姿が眩しいミスマガジン出身の山崎真実さん。 元祖のイエローキャブが撤退した巨乳系を支えるグラドルとして、同じ事務所の愛川ゆず季さんと共に真っ先に名前が上げられる相澤仁美さん。 工藤里紗さんとともに年始には全く無名の存在ながら短期間で急成長したグラドルの新星・長崎莉奈さん。 ホリプロ関西が自信を持って送り込む次世代アイドル寺田有希さん。 グラビアエロかわ系として安定した人気を誇る鈴木茜さんなど。
山崎真実さん…昨年は小阪由佳さんと共に年始からコンビニのCMで放送メディアデビューとなった山崎真実さん。小阪由佳さんがそのままTV業界に進んだのに対して、山崎真実さんは新体操出身という己のバックボーンを最大限に生かすため、デビューのきっかけになったグラビアに自分の居場所を定めたようだ。とても真面目な性格*3で喋るのもあまり得意ではなさそうだし、好判断だったのではないか。長身でスレンダーな体型を生かすのならば、男性向けのストリートファッション誌では既にデビューしているので、今度は女性ファッションモデルとしても面白い存在になるのではないかと思う。
相澤仁美さん…デビュー当時から素人目にも解かる柔らかさを持つIカップバストがいつしか「マシュマロ乳」と称され話題になり、今や男性誌の表紙やグラビアを当たり前のように飾る存在に。それに合わせるようにビジュアル面もますます洗礼されてきています。話してみると意外に大人びた声をしていたりとか、末っ子ゆえの甘えん坊で人懐こいところとか…そういったアンバランスさも魅力の一つ。次のステップとしては人前に出ると強度に緊張してしまう性格面の改善。またレギュラー出演していたCX「プレミアの巣窟」でもセリフをトチる場面がかなり多かったので、少々セリフ覚えが悪いところも改称していかないとといけないですね。
長崎莉奈さん…ファーストDVDでデビューという異例のお披露目を行なったが、その発売記念イベントに参加した方たちの反応は「全く喋れないし、ちょっと…」というものがほとんどだった。ところが、そのあまりの素人ぶりが逆に「なんとかしてやりたい」「守ってやりたい」というファン心理を呼び覚まし、徐々にリピーターを増やしていく結果に。特にビジュアルが抜きん出て優れているわけでもなく、身体にもすぐに人目を引く特徴があるわけでもない。それでも惹き付けられてしまうのは「この娘ならば普通にお近づきになれるかもしれない」という敷居の低さと、それ以上にどこまで成長していくか予想の出来ない未知の魅力が溢れているから。自分の経験上、こういう演歌歌手のような売れ方をしている娘は根強いファンを獲得しやすいので、本人がその気ならば長く活躍できる場合が多い。自分の中はデビューしたばかりでまだ顔がほくろだらけだった頃の小倉優子さんと重なるんですよね。思えば長崎莉奈さんもほくろではないけど、赤毛のアンキャンディ・キャンディよろしくそばかすがチャームポイント。
寺田有希さん…出版大手・集英社ヤングジャンプの「制コレ05」の最終選考メンバーに残り、グランプリ最有力と目されている。同じ事務所の先輩・深田恭子さんがデビューした頃を思わせるアイドルルックスを持ち、昨年満を持して首都圏へ売り込みを開始した。ところが肝心のファースト写真集イベントでファンに対しあまりに素っ気無い態度をとったことで、現場レベルの評価は急降下している。確かに馴染みのない土地での初単独イベントで緊張もしていただろうが、それでもタレントを続けるつもりならば、集まったファンの前で愛想笑いの一つでもすればいいのに、それさえもなかったという。自分で実際に逢っていないので真意の程は解からないけれど、目の肥えた常連ファンがそろって同じことを口にする以上、当らずとも遠からずだろう。アイドルとして成功したければ、情報発信源として関東のファンを取り込むことは必須。ホリプロ故ある程度まで放任ということなのだろうが、このままならかつての平山あやさんのように「なにか勘違いしているのでは?」と思われてしまうことは、現在のドライなファン層を相手にした場合、よりマイナスに作用してしまうはず。果たして巻き返しはどうなる?
鈴木茜さん…この方に関しては殆ど情報を持っていないのですが、ロリフェイスのエロかわ系代表として現場人気も高いようで、男性誌の表紙を飾ることも多くなってきましたね。イベントに参加した方のお話によるとわりとおしゃべり好きらしいと聞いているので、ゆくゆくはTVのバラエティ方面に向かうのでは、と思われますが、事務所さんの力がもう少しあれば…と感じます。
4.これからグラビアで要注目の新人
海川ひとみ、福留佑子、紗綾、南明奈、松山まみ、斎藤夢愛
毎年選考に悩むのがこの枠。PickUpしていくと自然に数が多くなってしまうんですよね(苦笑) 挙げだしたら切りがなくなるので、とりあえず絞って行きます。 実際に逢っている方がいないのであくまで他の方からの情報や自分の持っているイメージを混ぜて書きます。「実際は書かれていることと違うよ」ってなこともあるかと思いますが、ご容赦を。 デビューのときから目利きの間でひそかに人気を呼んでいる海川ひとみさん。 「制コレ05」の最終選考メンバー・福留佑子さん。 忘れてはならないロリグラドルの巨星・紗綾さん。ティーファッション誌で人気の南明奈さん。 特撮番組のレギュラーを得て、これからますます勢いに乗りそうな松山まみさんなど。
海川ひとみさん…現在アバンギャルドに在籍する新人さんの中ではピカイチ。DVDなどもよく売れていると聞く。2005年はRQとしてのデビューも果たし、今年もそちらを継続するのかな?といったところ。パッチリした猫目が好きな人にはたまらないでしょうね。某H氏が転んでしまったのもよく解かります。甘え上手なところはアバンギャルドタレントさんならでは。でもそれは直接逢った事のない人には伝わりづらい部分。 新人時代には手厚いバックアップが期待できない事務所なので、いかに熱いファンを多くつけていくかに今後がかかっています。
福留佑子さん…前述の寺田有希さんとともに集英社ヤングジャンプの「制コレ05」の最終選考メンバーであり、グランプリを争っている。どちらかといえば綺麗どころかなと思うので、原史奈さんみたいに器用貧乏にならなきゃいいなと。
紗綾さん…DVDとか売れまくってるらしいですね。ロリ巨乳…ちょっと前なら桐村萌絵さんってトコ?自分的に子供には全く興味が沸かないのだが、世のニーズが高いということはそれだけ取り上げられる機会も多かろう。
南明奈さんオスカープロモーション所属のティーン向けファッション誌のモデル。「Hana★chu」とか「Cawaii!」に出てます。雑誌を立ち読みしてた時に偶然目に止まったんだよね*4。目がクリッとしてて、ちょいゴマキ似?毎回そうなんだけど、自分がピンとくるのは眼力がある娘なんだよね。強い意思が表に現れてるというか。ちょうど2/11に写真集+DVDイベントがあるので1度逢って会って話してみるのもいいかと。でも市川由衣さんの誕生日が前日でこちらも写真集イベントがありそうと睨んでいるので、被らなきゃいいんだが…
松山まみさん…デビューは早かったですが、ブランクがあるので、仕切り直しという意味でこの位置に。14歳でデビューした頃から大人っぽい顔をしていたけど*5、年齢を重ねてだんだん歳相応に見えるようになって、いい具合にバランスが取れてきました。前回までファン受けが悪かった超星神シリーズ「超星艦隊セイザーX」で自分より設定年齢が上のレミー役をやってるのですが、違和感も無いものね。基本的には女優路線なんだろうけど、活動が軌道に乗るまではグラビアも並行するようです。
斎藤夢愛さん…この方も集英社ヤングジャンプの「制コレ05」の最終選考メンバー*6。こちらはどちらかといえばカワイイ系。人懐っこそうな方なので、トークイベントなどがあればかなり盛り上がるかも(2006/2/20追記)
5.別路線またはマルチで活躍しそうな方
時東あみ、長谷部優
主に歌手活動をしながら、グラビア俳優など多方面に活躍が期待されそうな方々を取り上げる。 昨年2005年度ミスマガジンつんく♂賞を受賞し、メジャーデビュー以来伊達メガネを必須アイテムとして常用する「めがねっ娘アイドル」として日本中のめがね萌えのハートを鷲掴みにした爆弾娘・時東あみさん。 avex所属のアイドルグループdream」の初期メンバーとして活躍、昨年から並行してソロ活動を開始した長谷部優さん。
時東あみさん工藤里紗さんと並んで、昨年もっともブレイクしたグラドルといってよいでしょう。ミスマガジン受賞者はグラビアからスタートという概念を覆し、つんく♂プロデュースの元で80年代以前のアイドル歌手という図式で売り出しがかかっている。これはつまり既にアイドルから離れてしまった世代から若いファン層まで広く取り込もうという狙いなのだが、今のところ成功しているとは言いがたい。というのも戦略的に失敗していると思われる部分が多いからだ。
ということ。 確かに80年代アイドルを追いかけていた世代は現在、社会的にもある程度の地位にいるだろうし財政的にもそれなりに余裕がある。お金を落とす可能性も若い学生ファンあたりよりはるかに高い。だが今のファンは、一昔前のように「狭く深く」ではなく「広く浅く」が基本。ひとりのアイドルに執着するのはハロプロ系などごく一部というのが実情である。例えお気に入りの娘であったとしても、短期間に何回も逢っていれば新鮮味もなくなり飽きてしまうし、イベントに行くたびに同じ物をいくつも買わされては財政面の無駄も多い。そして今回のCDアルバムのジャケットは、その髪型から撮影イメージから明らかにかつての松田聖子を思わせるもの。だがコレがいかにも古臭くて全く時東あみさんのイメージに合っていない。実際暇つぶしで無料イベントに参加したらしい一般客からも同様の声があがっていたほど*7
店頭でPVが流されていたので観たが、CG全盛の時代でよくこんな手抜きで出来の悪いものを出しているもんだと、呆れるやら笑うやら…こんなんでファーストコンサートをいきなり中野サンプラザでやるってンだから、狂気の沙汰。まぁハロオタ崩れが食いついているようなのでその方たちから吸い上げるんだろうけど。
素材自体は良いのだから、周囲が余計なことをしなければ普通に売れ線ラインに乗ると思うのだけど。
個人的にすごく不憫に感じてます。
長谷部優さんグラビア映画、TVのレギュラー、ラジオのパーソナリティー、その合間に「dream」としての本業と女子フットサル…など昨年は八面六臂の活躍を見せた。そのどれもが高い次元で安定しているのだからたいしたもの。将来的にはグループを卒業し、松たか子さんや柴咲コウさんのような歌える女優になりそうな予感。本年早々に20歳を迎え、ますます人気も高まるでしょう。

*1:沢尻エリカさんはこの演技が認められて日刊スポーツ映画賞新人賞を受賞。ちなみに前年は「セカチュー」の長澤まさみさんが受賞している。

*2:福下恵美さんはクラシックバレエ経験者で13年のキャリアがあるとか。

*3:月刊 山崎真実 (SHINCHO MOOK 69)(新潮社:刊)においてのインタビューでもそれがうかがえる。

*4:このときは「CARトップ」の表紙でした。

*5:いつもお世話になってるDIセンターの女性店員さんに当時の松山まみさんの写真を見せたところ「19歳」という答えが返ってきたぐらい(笑)

*6:最終的に準グランプリを獲得

*7:その時のレポートはこちら