第50回有馬記念(GⅠ)備忘録

実は勝ったアルカセットの他に改めて強さを感じた馬がもう1頭いる。
今回の日本レコード決着を演出した立役者・タップダンスシチーだ。
暴走とも思える高速ラップを踏んでさえ勝ち馬から1秒差しか負けていない。結果こそ10着に敗れたが、その実この馬も従来の2400mコースレコードを更新しているのである。
2000m通過時点で1.57.0…これもコースレコードに相当。
もし天皇賞・秋でこの走りを見せていたならば圧勝していたかもしれない。
8歳にしてこの激走…ある意味これほどタフな馬は今までいない。