Super GT最終戦・決勝@鈴鹿サーキット

朝5時過ぎに起床。朝食代わりのコーンスープを取ってネットサーフィン。
昨夜のプチ飲みもあってM氏がぐっすり寝ていたので、出発予定より30分遅れて出ることにする。
空はどんよりとした雲。今日は予報通り雨が降りそうだ。問題はいつ頃なのかということ。
現場に到着してP-ch!系合流。立て替えていたお花代を徴収する。既にサーキット場では、カテゴリー別の決勝レースが始まっていてすごい爆音だ。
LIVEのあるGTメンバーズステージ前で待っているとついに雨粒が…しかも想像してた以上に雨足が強い。せめて最後のLIVEが始まるまでもってくれたらと思っていたが、それは叶わなかった。
それでも小雨ぐらいになった段階でLIVEが始まり、なんとかラストステージの写真を撮れた。
メンバーも前日は始まる前からもう泣き出していたけど、この日は落ち着いた様子でいつも通りのステージを披露。
しかしこれがラストということで、曲の合間のトークでは全員涙に濡れてコメント。
それでもかんばってラストナンバー『そばにいて〜ON MY OWN〜』を熱唱。
これまでP-ch!には辛口のコメントが多かったけど、この日は息もピッタリ合ってすばらしいステージでした。
LIVE後に横の物販テントでCDを購入し握手会参加券を手に入れる。
今まではすぐに退散していたが、この姿を観ることもこの日で最後なので他の人には悪いがじっくりと撮らせてもらった。
Iマネには今まで労いを込めてお土産を渡し、花を贈呈するタイミングを相談。
浜田さん系の方々からも花束贈呈があるようなので被らないように全てが終わった後の帰り際に渡したいと希望したが、どうやら帰りの新幹線の時間が指定されているらしく、時間が取れそうにないとのこと。そういうことなら、と握手会の時に渡すことに決めて、そのままスターティング・グリッドの並びにパドックへ向かう。ところがここからが思いも寄らぬ方向に。
直撃した集中豪雨のために13時過ぎだった開始時間が数回に渡って順延を繰り返す。その間も列を動くわけにはいかず、台風並みの豪雨の中、結局2時間近くも雨の中で立ちっぱなし。カメラを雨具の内側にしまうことも考えたが、外気との差が大きいとレンズが曇ってしまうため、厚手のシャツで包んで防ぐしかなく、カメラの状態も心配だ。
ようやくゲートが開いて先頭に向かうと、P-ch!の4人も大会フラッグを持って行進した後なので、傘を差してはいるものの風呂上がりのようなずぶ濡れの状態だった。珍しいショットだし落ち着いて撮りたかったが、早く彼女たちを解放しないと風邪を引かせてしまう。手早く撮って早々に退散。
正直あの時の状態ならばスターティンググリッド入場を中止したとしても誰からもクレームは起きなかっただろう。そのぐらいひどい雨だった。
入場ゲート前のファストフードテントに避難し、雨に濡れたカメラを入念に手入れ。雨はますますひどくなり、巨大なドラム缶の水をひっくり返したよう。さすがにこの状態ではカメラは使えないので分解してリュックにしまう。
災難だったのはT氏。カバンの上に置いていたカメラが何かの拍子に落ちてレンズプロテクター破損。幸い本体は無事のようだが、プロテクターを取り外そうにも外せない模様。
この段階で花屋さんから電話。大雨の中、関係者通用口まで花束を取りに行く。あら!紙袋じゃないのかよ!?手荷物ばかり増えちまった。メッセージカードも『P-ch!』が『D-ch!』になってる…昨日頼んだお姉ちゃんと違う人間が作ったんだろうが、こういう注文に慣れてるって思って地元の花屋にしたのに失敗。
決勝レースもこの雨の中でアクシデントが続出。全周回の75%で争われることになった。ここまで殆ど何も食べてなかったのを急に思い出しラーメンで腹ごしらえしながら時間を潰していると、あれほど降っていた雨の勢いが徐々に弱まってきた。意を決して外に出るとまだギャルオンステージをやっていたが、握手会の開始まであと10分というところでついに雨が上がった。
P-ch!組で花束を渡す人選。愛川ゆず季さんはM氏、相澤仁美さんはT氏、渋谷真由さんはS社長、清原みゆきさんは自分が担当。
握手会が始まると、渋谷真由さんは既に目が真っ赤。他のメンバーは比較的笑顔で対応していた。並び順から自分が先頭で入る。
そしていよいよ自分の番。清原みゆきさんに花束を渡す。このときまでは涙もなく笑顔。
続けて記念品として用意したフォトフレームを渡す時に『P-ch!卒業、おめでとうございます!』と声をかけたら、途端に顔をくしゃくしゃにして、背を向けて泣き出してしまった。
デビューして初めての大きな仕事。それまで多少マスコミ露出のあった他のメンバーに比べて、自分だけ誰もその存在を知られてないというハンデ。
やり遂げたという充実感とこれで良かったのだろうか?という不安。そして一緒に頑張ってきた仲間とこれで本当に終わってしまうという淋しさ。
あらゆる感情がない交ぜになってるところに、なんでもない言葉が清原さんの心を刺激してしまったようだ。
こちらが握手の手を出しても、涙を止めることが出来ずに肩を振るわせるだけ。
「握手してくれないよぉ〜!」と言うと司会の篠崎ゆき姉が「許してあげて」って表情。もちろん解かってますって!
隣の相澤仁美さんに背中を抱かれて、口で手を押えながらようやく握手。
相澤仁美さんはこの時には晴れ晴れとした笑顔。くよくよしない性格が良く出ている。この明るさが人気のヒミツでもある。
愛川ゆず季さんは割と泣き虫なんだけど気も強い。「お疲れ様。大丈夫?」と声をかけても俯き加減で黙って頷くだけ。泣き顔は見られたくないって感じかな?
この方のサポートというのが今シーズンのGTに参加した最大の理由なんで、素直に9ヶ月の頑張りを誉めてあげたい。
最後は渋谷真由さん。もーさっきから泣きじゃくりで「おまえわこどもかっ!!!」ってぐらい(笑)
声をかけて手を出してもダメだったんで、代わりに頭をナデナデしておく。最後まで世話のかかる娘だねぇ(笑)
下り際に司会の篠崎ゆき姉さんにもお土産を渡す。GTに行くようになって毎回本当に頑張ってる姿を観てたからね。
ステージを下りて、急いでカメラを引っ張り出す。外付けストロボは間に合わないので届くかどうか判らなかったが内蔵ストロボで撮影。
残る表彰式を見ようとパドッグ側に下りるが、こちらからは入れなかった。S社長によるとどうやらスタンド側からは入れたらしい。なんだよ、それならそうと言ってくれりゃいいのにさ!
まぁその間に山内聖子さんに逢いに行き、お疲れさんのご挨拶できたから良いが。
表彰式後は秒単位の動き。P-ch!も控え室に戻り急いで私服に着替えて帰り支度で出てきた。ここで全員が行きを合わせて出てきてくれたらよかったが、愛川さんのみ出遅れて最後の記念ショットに間に合わず…このあたりのニブさはちょっといただけない。
急いでワゴンに向かうはずが、渋谷真由さんが遅れ気味なのでトランクを持ってやり階段を駆け下りる。
ここで見送って終わり…のはずが、再びゲートに戻るマネと4人…アレ?事務局に挨拶してなかったのか!順序逆だろ?
後姿を見送りつつ自分たちもタイムリミットなのでバス乗り場へ移動。とここで再び雨が…
結局終バスで白子駅まで戻りそこから近鉄線で名古屋まで出て新幹線でT氏、M氏、S社長とプチ打ち上げしながら帰宅。