2004年度JRA賞発表

年度代表馬ゼンノロブロイ美浦/藤沢和
最優秀4歳以上牡馬
最優秀2歳牡馬マイネルレコルト美浦/堀井
最優秀2歳牝馬ショウナンパントル美浦/大久保洋
最優秀3歳牡馬キングカメハメハ栗東/松田国
最優秀3歳牝馬ダンスインザムード美浦/藤沢和
最優秀4歳以上牝馬アドマイヤグルーヴ栗東/橋田
最優秀父内国産馬デルタブルース栗東/角居
最優秀短距離馬デュランダル栗東/坂口正
最優秀ダートホースアドマイヤドン栗東/松田博
最優秀障害馬ブランディス美浦/藤原
特別賞(特別敢闘賞)コスモバルク北海道/田部和

ほぼ大方の予想通りかな?
ゼンノロブロイ年度代表馬と最優秀4歳以上牡馬の2冠。秋の古馬戦線で史上2頭目のトレブルを達成した以上、これは当然でしょう。
NHKマイルCとダービーの変則2冠を制したキングカメハメハも順当。
比較的難しかったと思われるのは最優秀3歳牝馬部門と最優秀父内国産馬部門。
最優秀3歳牝馬は3冠全て勝ち馬が変わったが、例年なら実績的に秋華賞勝ち、オークス2着のスイープトウショウ。だが最終的に米GⅠアメリカンオークス天皇賞(秋)マイルCSと連対したの実績がものをいって桜花賞馬のダンスインザムードが受賞。
藤沢和雄調教師は自らの調教師部門3冠と合わせてJRA賞6冠を獲得。かつては『確かに勝ってるけどクラシックには無用』『馬を大事にしすぎている』なんて言われていたこともあったけど、今は本当に藤沢時代の到来といってよいでしょうね。
最優秀父内国産馬部門は息の長い活躍でようやく安田記念でGⅠを勝ち取ったツルマルボーイと、秋にいきなり急成長して伏兵ながら菊花賞をもぎ取ったデルタブルースが候補に上がったでしょうが、JC3着・有馬記念5着と掲示板をはずさなかったデルタブルースに軍配。
個人的にはコスモバルクの特別賞受賞を喜びたいですね。現代では考えられないような過酷なローテーションを乗り切って中央競馬に挑戦しつづけ、しかもGⅡ2勝、GⅠJC・皐月賞2着と実績も残してきたのだから、このぐらいは当然でしょう。最後はその言動に物議をかもしたりしたけど、この馬を見出したオーナー・岡田繁幸氏の眼力には本当に恐れ入ります。