PRIDE武士道 其の五

バーリトゥードの日本人選手層が厚いライト・ウエルター級クラスの主戦場としてリニューアルした【PRIDE武士道】シリーズ。そのエースとして指名されたのは、元第5代修斗ウェルタ−級王者の五味隆典選手。今回もチャ−ルズ”クレイジー・ホース”ベネット選手(アメリカ)をチキンウイング・アームロックで破り、同大会参戦以来全て1R決着の4戦4勝。立ってよし、寝てよし、スピードも抜群という、正に格闘技をやるために生まれてきたような男。
前日の【K-1 WORLD MAX】に参戦している山本”KID”徳郁選手も修斗出身(修斗ライト級2位)で、こちらは荒々しいさと危うさが同居しているタイプですが、五味選手はとても洗礼されている印象。山本選手が『本能で戦っている』感じで、五味選手は『理性をフル回転して戦っている』感じですね。所々で目にするインタビューでもプロ意識が高く、ある意味ものすごくドライな感じを受けます。格闘技では感情をコントロールし合理的に相手を追い込んでいくタイプの選手は総じて強い。これからどれだけ連勝記録を伸ばしていくのか楽しみです。