スプリンターズSレース回顧

サイレントウィットネスは800メートルの競馬に持ち込んだのが勝因だ。最初の2ハロンカルストンライトオギャラントアローを行かせ、テイエムチュラサンシーイズトウショウの外。3番手に控えた。もちろん行く気になればハナも切れる。だが自慢の「スピード」を封印したのは、力勝負にもっていくための布石だ。 3角手前、隊列が決まったところで、コーツィー騎手は2度も後ろを振り返っている。デュランダルとの距離を測るためで、約10馬身後方にいるのを確認すると、早くもゴーサインを送った。10秒7、11秒1。厳しい流れの中で徐々にペースを上げていく。切れ味勝負では分が悪い。単独3番手に上がると、さらに加速して前を追った。自ら乱ペースをつくり出すことで消耗戦に持ち込む。ここがポイントだった。

事前に予想通りの結果に終わる。
デュランダルが復帰初戦でぶっつけ。本番はマイルCSだろうし、ここはいつも通り差して届かずだろうと思い2着付け。
勝つのも能力的にサイレントウィットネスしかいなかった。
安田記念では大幅な体重減もあって評価を落としていたんだけど、そこで3着にきたので実力は本物と確信。初の中山コースも問題なしとして3連単2頭軸流しで勝負。3番手に武豊騎乗のアドマイヤマックスで固い決着だったが、絞って買ったので多少の儲けが出た。
約束通り、撮影会の5部に戻る。