野生動物もつらいのだ…

今年は台風の当たり年で、その影響で農作物被害も拡大しています。ものによっては価格高騰もあるでしょうし、困ったものですね。しかし被害にあったのは人間だけではなく、野生動物たちにも深刻なエサ不足を招いているようで…。山でエサが採れなくなった野生のクマやサルなどが頻繁に人里に現れて農作物を荒らしていくという事件が今年は多発しています。
しかしこういったことも、元はといえば人間が環境開発という名目で過剰に自然を破壊し、野生動物の居住環境を奪っていたために、その距離が縮まってしまったことが遠因としてあるわけで…野生サルの被害も珍しがった観光客が餌付けをしてしまい、それを覚えたサルが人間を恐がらなくなった結果…ということがよく言われています。正しく人間の方から自爆行為してるじゃん!
本来野生動物というのは、自ら人間との接触をしないように振舞うもの。それが人里まで降りてこなければならないほどに食べるものに困っているなら、人間側も今まで自分たちがしてきた行いを反省し多少はガマンしないといけないのかも。彼等も生きるのに必死なんですからね。
ともすれば射殺などという物騒な言い方をする人たちもいますが、自分たちがしてきたことを棚に上げてただ『殺せばいい』という意見には賛成しかねます。自分がもし野生動物だったとしたら、そんな理不尽受け入れられるわけないですからね。
何とか共存共栄する道をうまいこと探していって欲しいです。